土木施工管理技士(一級、二級)を受験される方から、「第一次検定」の勉強方法について、問い合わせを多く受けています。多くの方の悩みは、「いろいろな対策講座を受けてみたが、講師が話しているのを2日間聞いてるだけで頭に入らず、結局、あとからテキストを復習してみたが、やはり頭の中に入らない」という感じのお悩みです。以下、合格レベルに楽に持っていける「土木施工管理技士第一次検定の効率的な学習方法」について述べていきたいと思います。 まず、土木施工管理技士(一級、二級)第一次検定の試験の特徴を述べます。 【土木施工管理技士試験(一級、二級)第一次検定の特徴】 1.4つの選択肢から正解を1つ選択する「四択問題」である 2.合格基準は6割(ただし1級ではB問題(午後)の中の「施工管理応用能力」について、その部分だけで6割の基準が設けられているので注意が必要) 3.過去問の類似問題の出題が多い 上記特徴を踏まえた効率的な勉強方法は以下の通りとなります。 【土木施工管理技士試験(一級、二級)の効率的な勉強方法】 1.「問題を解く!」ことで問題の中で覚える! 2.過去問は7年、できれば10年分を解くこと! 3.正解だけでなく不正解の選択肢からも学ぶこと! まずは1.についてです。私も昔、土木施工を受けるときに会社負担で、土日2日間の「講座」を受けた覚えがあります。講師が「ポイント」を説明するので、分厚い本(参考書)のその該当部分に一生懸命、蛍光ペンで印を付けていましたが、ただ印を付けるだけで合計2日間(約12時間くらい)、何も知識を得ることはできませんでした。そもそも読んでいるだけで覚えられるなら、何も苦労はいらないですし、おそらく読んでいるだけでその全てを覚えられる人間はいないと思います。それよりは、問題の中で覚える方がぜんぜん覚えやすいです。なぜなら問題に取り組むということは、「自分に自分で問う(自問自答)」ということなので、その問題(分野)に対する「集中力」及び正解でも不正解でも脳内への「知識」として定着化することができます。ただ話しを聞いているだけの勉強をするよりも断然、効率的に合格に近づきます。ましてや類似問題の出題が多い試験なので、問題の中で得た知識をそのまま本番でアウトプットとして出力することが可能となり、非常に効率的です。 次に2.についてです。概ね7年、できれば10年分の過去問題を解きまくることで、繰返しの類似パターンを考慮すると、かなりの確率で本番試験において6割以上はとれるはずです。ようはそれだけ類似問題が多いということです。問題を解きまくることで、頻出事項、すなわち「この資格を与えるに絶対に知っておかなければならないこと」をマスターすることが可能であると思われます。試験ですから当然、新出事項もありますが「6割以上」でよいと考えれば十分であるし、仮に突拍子もない問題がでたとしても、それはみんなが「できない問題」なので問題ないと思います。 最後に3.についてです。たんに「正解はどれか?」という観点で勉強してはいけません。なぜなら正解以外の不正解からも多くを学ぶことができるからです。たとえば令和7年度一級土木の第一次検定問題(レディーミクストコンクリートの受入検査)で以下のような問題が出題されました。 【R7B問題16】レディーミクストコンクリートのに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。 (1)コンシステンシーを評価するため、スランプ試験を行った。 (2)単位水量を推定する試験として、電磁誘導法を用いた。 (3)塩化物含有量は、フレッシュコンクリート中の水の塩化物イオン濃度と配合計画書から求めた。 (4)アルカリシリカ反応対策について、配合計画書で対策がとられていることを確認した。 この問題の正解(適当でないもの)は(2)となります。「電磁誘導法」ではなく、「エアメータ法」や「加熱乾燥法」などで推定するからです。このときに(2)について「なぜ不正解なのか?」ということを学ぶことは当然なのですが、それ以外の選択肢(1)(3)(4)については正しい選択肢なので、この問題を繰り返して勉強する中で「(1)(3)(4)の文章を問題の中で正しい文章として覚える」ことをしてください。逆に「適当なもの」を選択する問題であればその答えだけでなく、「他の選択肢がなぜ適当でないのか?」を理由が言えるようにしてください。これによりたった一問の問題から4倍の知識を得ることが可能となります。ある年の正解が不正解の選択肢となっていたり、逆に不正解が正解の選択肢になっている可能性もあるのでなおさらです。これは「四択問題」であるからこそできる勉強法ですが、その出題形式を逆手にとり、効率的に実施すべきであると思います。 以上です。 参考にしてご自身に最も適したスタイルで勉強してみてください。
いよいよ1級土木第二次検定の試験まで約1か月くらいとなりました。受検者の方は勉強の進捗いかがでしょうか? 私のほうも週末は講師、平日は添削とおかげさまで大忙しの状態となっています(笑) 今日は第二次検定で合否を大きく左右する問題1(施工経験記述)のうち「施工計画」を管理テーマとした問題のポイント(注意点)を述べたいと思います。...
だいぶ更新が遅れてしまいました。 忙しいのを理由にしてはいけないのですが、ほんとに忙しかった(すみません理由にしてますね)。 10月に土木施工管理技士の第二次検定があります。 「施工経験記述」がメインです。 今日は私が考えるポイントを紹介します。 ①「土木施工」に沿った内容であること ②題意に沿った回答であること...