GWが終わってから一気に時が進み、気づけばもう6月1日ですね。技術士第二次試験筆記試験まで残りわずかとなってきました。これまでブログの中で、昨年度の閣議決定、公表された国の施策について、ポイントを絞って述べてきましたが、それらの内容及び近年の出題傾向を踏まえ、令和8年度技術士第二次試験(筆記)建設部門必須科目Ⅰの出題予想をしてみたいと思います。 <大本命> (1)「国土強靱化×DX」 ⇒「第1次国土強靱化実施中期計画」が昨年閣議決定されたこと、またこれだけ自然災害が多発していること、さらに昨年度は出題が無かったことを踏まえると、出題の可能性が高いと予想します。「DX」を付けた理由は、やはり施策を進めるにあたり技術者不足や効率化は外すことができず、また「改訂コンピテンシー」の改訂内容を考慮した場合に「条件」として狙われる可能性が高いと考えました。おそらくたんに「ICTを活用」としただけでは高得点は望めず、より具体的な内容(たとえば「AIを活用した点検ツールを採用」など)を記述するように心がけてください。 (2)「維持管理×DX」 ⇒社会資本の老朽化が進展する中、担い手確保が困難であるという現実を踏まえ、DXをはじめとする「インフラマネジメント」を展開することは、今後の社会資本整備において非常に重要なことであると「第6次社会資本整備重点計画」に記載されています。また上述したように「改訂コンピテンシー」の関係からDXが複合的に「条件」として負荷されるのではないかと思われます。ここ数年「維持管理」について問われていないので、このテーマも出題の可能性が高いと予想します。 <本命> (3)「環境(循環型社会形成)×地域活性化」 ⇒「環境行動計画」が出されたこと、また地域の活性化が日本経済に及ぼす影響が大きいことから、社会資本整備に従事する技術に「問いたいテーマ」であると思われます。環境と地域活性化をうまく調和すれば、よりよい社会資本整備が展開できますが、一歩間違うと相反することになると思います。たとえば環境整備を観光のトリガーとすれば両者の調和がうまくとれ、国際競争力強化にもつながりますが、地域活性化に重点を置きすぎて交通ネットワーク整備を主体的に進めてしまうと環境が損なわれ、両者はトレードオフ関係に陥ることとなります。よって複合的に問われた場合には、多角的に検討した上で「最適化」を行えるような対策を述べるべきであると思います。 <大穴> (4)「生産性向上(DX推進)」 ⇒厳密に言えば「担い手確保」の観点から、生産性向上へ発展する問題かと思われます。ただし、近年出題されているので、単独で出題というよりも、<大本命>などに複合的な「条件」として入ってくるものと予想します。 以上のように4つを予想しましたが、やはり近年見られる「複合的な問題」が主流となる可能性が高いと思われます。これは近年、社会資本整備に関する問題が取り巻く様々な影響により「煩雑化」しているからだと思います。なお、この予想はあくまでも個人的な「予想」ですので、参考程度でお願いします。
令和7年6月6日に「第1次国土強靱化実施中期計画」が閣議決定されました。昨日のブログで書いた「複合災害」の内容も含め、大規模自然災害の激甚化・頻発化に対する社会資本整備のスタンスが計画として記載されています。計画期間は令和8年度から12年度の5年間で、計画期間内に実施すべき施策として、以下の5分野に関する施策が例として数百件挙げられています。 (1)防災インフラの整備・管理 ⇒中小河川も含めた洪水・内水ハザードマップ等の水災害リスク情報の充実 等 (2)ライフラインの強靱化 ⇒予防保全型メンテナンスへの早期転換 等 (3)デジタル等新技術の活用 ⇒一元的な情報収集・提供システムの構築 等 (4)官民連携強化 ⇒密集市街地や地下街等の耐震化・火災対策の推進 等 (5)地域防災力の強化 ⇒避難所や教育の現場となる学校等の耐災害性強化、避難所等における自立分散型の電源・エネルギーシステムの構築 等 「災害・減災」に関しては、昨年度の「必須科目Ⅰ」では出題されておらず、またどんな問題が出ても必ず今後の社会資本整備を推進する上で欠かせない課題であることから、技術士二次試験受験者は必ず内容を把握しておいてください。
令和8年度に入ってからも日本各地で震度5強クラスの地震が頻発しています。地震を含む自然災害で近年、最も被害を受けた自然災害は、令和6年に発生した「能登半島地震・大雨被害」ではないかと思います。...
令和7年5月に国土交通省から「環境行動計画」が公表されました。概要は以下の通りです。 『脱炭素の必要性の高まり、自然共生・生物多様性の機運増大、循環経済の重要性の高まり、気候変動の影響の顕在化、といった環境政策を巡る情勢の中、以下の7つを重点的に取り組むべき柱とする。...
令和8年1月に国土交通省から「第6次社会資本整備重点計画」が発表されました。以下にその要旨を述べます。...
2026年から技術士のコンピテンシー(資質能力)が変更になりました。8項目のうち「問題解決」「コミュニケーション」「技術者倫理」「継続研鑽」の4項目に変更があり、具体的には以下の点が変更点となります。 (1)問題解決...
令和7年度技術士二次試験を受験した皆様、お疲れ様でした。 うまくいった方、そうでない方、いらっしゃると思います。いずれにせよ論文は復元しておいた方がいいと思います。...
いよいよ令和7年度技術士二次試験まで残り数日となりました。 技術士試験の受検料も大幅に値上げされるとの情報もありますし、なんとか皆さん(とくに私が指導した受講生)には、今年絶対に合格を勝ち取っていただきたいと思っています。...
暑い日が続いていますが皆様、勉強はどうでしょうか? 本日は来週に迫った「技術士2次試験」の建設一般(必須)の予想をしてみたいと思います。 結論から申し上げると今年は ◎インフラ維持管理 ○複合災害 △持続可能な地域社会 が確率的に高いのではないかと思っています。...
「デジタル田園都市国家構想」という言葉をご存じでしょうか?...