あっという間に7月ももうすぐで半ばですが、いかがお過ごしでしょうか?
いよいよ技術士第二次試験(筆記)も近づいてきましたが、土木施工の受検者は一次が終わったので、これから二次対策を始める方も多いと思います。連日、「施工経験記述」のポイントを解説していますが、今日は「環境対策」について述べたいと思います。
土木工事は様々な管理のトレードオフを最適化し、事故なく、所定の品質で、決められた工期内に納める事が目的ですが、土木工事というものは、その過程において周辺環境に多くの影響を与えやすい事業のため、どうしても騒音・振動・水質汚濁・建設副産物の適正処理など「環境対策」が非常に重要な事項となります。以下に「環境対策」の記述ポイントを示します。
①「できるだけ数値を入れること」
「環境問題」に関わる諸問題、たとえば騒音や振動については一定の条件で「85dB以下」「75dB以下」といった数値が条例や法律で規定されています。したがってできるだけこの数値を具体的に挙げ、それを遵守するために「どんな対策をしたのか?」をわかりやすく述べること。
②「「苦情対応」ではなく「環境対策」であることに留意すること」
よく「評価」や「技術的課題」で「苦情なく工事を完了した」とか「苦情を発生させないことが課題となった」と書いている方がいますが、これら表現は厳密にいうと好ましい表現とは言えません。なぜなら土木施工に「苦情管理」という管理項目はなく、結局は「苦情対応」という裏側には「環境対策」があり、この問題では「環境対策」についての解答を求められているので、「環境問題を引き起こすことなく(騒音・振動を発生させずに)工事を完了した」(評価)や「騒音・振動などの環境問題の発生を抑制することが課題となった」(技術的課題)というように「環境対策」につながる(つながった)表現に統一すること。
環境のポイントは以上です。「安全管理」とならび比較的記述しやすい管理項目であると思いますが、上記ポイントを考慮しないと、高得点は望めません。頑張ってください。
