2026年4月1日から改正道路交通法が施行されました。ニュースなどでよく騒いでいる「自転車」に関する改正です。これに伴い自転車の交通違反について「青切符」が導入されました。具体的には16歳以上の運転者が対象となり、信号無視や傘差し運転、スマホやイヤホンの使用、逆走などの違反について、数千円から1万円程度の反則金が科されるようになりました。
しかしながら最も問題なのは、自動車を運転していて自転車を追い抜くときです。自転車も「軽車両」なので、原則、車道を走行しますが、安全な側方間隔(1~1.5m)がない場合、自動車側に減速義務が課され、20~30km/hで追い抜かなければなりません。これが原因でパトカーが車道を走行している自転車を追い抜けず、大渋滞が発生したというニュースが最近出ていました。よく考えてみれば近年の自転車も性能が上がっているので、このニュースのような状況が起きても何ら不思議ではありませんね。
私は建設の技術士です。やはりこの件で一番に思うことは、このような法整備をする前に道路整備をまずは十分に行うべきではないか?ということです。現在、物理的な「自転車占用専用レーン」(自転車道と専用通行帯)は18%程度の整備状況のようで、残りは何も対策が打たれていないか、打たれていてもいわゆる「矢羽根型路面表示」(よく車道の端に青とか白で自転車の通行路に矢印が書いてあるタイプ)のようです。主要道路を中心に現在、急速に整備が計画進行しているようですが、車と自転車の両者の安全のために、一刻も早く整備を進めことを望みます。ちなみに「自転車専用レーン」の整備により約8割も交通事故が減少したという調査結果も出ているようです。私は整備が進むまでは当分の間、自転車に乗るのはやめようかと思っています。
