技術士二次試験まであと数日になりました

いよいよ令和7年度技術士二次試験まで残り数日となりました。

技術士試験の受検料も大幅に値上げされるとの情報もありますし、なんとか皆さん(とくに私が指導した受講生)には、今年絶対に合格を勝ち取っていただきたいと思っています。

 

本日はこれまで私が指導した方には何度も口酸っぱく申し上げてきた『「技術士二次試験(筆記)」突破の心得』を述べておこうと思います。ある程度頑張ってこれまで勉強をしてきたことを前提に、その努力を当日に発揮するためのポイントとなります。

 

心得①「問題の前提条件をよく理解すること」

問題を正しく理解することは当然ですが、技術士試験の場合、必ず問題文の中に前提条件(制約条件)があります。技術士筆記の問題文は長く、試験中に読んで理解することに苦労する方もいらっしゃると思いますが、まずは「問題をよく理解すること」が始まりであり、合格のための絶対条件です。前提条件(制約条件)を無視した論文は折角書いても意味が無くなります。注意してください。

 

心得②「骨子を組立てること」

いきなり書き始めるのではなく、最初の20ー30分は問いに対し、「骨子」を作成すること。つまり「相手の問いに対し何を書くか(内容)」を頭の引き出しから出し、それを「骨子」として組立てること。組立てる際は、解答用紙の配分を考えつつ、問いに適した内容であること、また全体を通じて問いに対する自らの主張が「一気通貫」できているか?を確認しながら組立てること。とくに自分の主張が途中から矛盾していたり、問われていることに適していない内容は致命的となりますので注意してください。

 

心得③「相手に読みやすい丁寧な字で書くこと」

字は人により「うまい・下手」が当然あります。しかしながら「丁寧な字」を書くことは「うまい・下手」はなく、しっかり意識を持てば誰でもできることです。採点者に読みやすい、丁寧な字で自分の主張をアピールしなければ、折角いいことを記述しても、それがうまく理解されず、得点が伸びない恐れもあります。しっかり心得てください。

 

心得④「推敲の時間をとること」

必ず「推敲(すいこう)」すること。いわゆる「みなおし」のことですが、これは本当に大事です。試験時間があっという間に過ぎていき、焦りが出て、自分の意図することがうまく伝わらない文章になっていたら、十分な知識を有する人でも合格できません。必ず見直しの時間がとれる配分を心がけて試験にのぞんでください。

 

心得⑤「決して諦めないこと」

最後となりますが実はこれが一番大事です。わたしも受験したときに問題文を見て「これどうやって書けばいいんだろ?」と一瞬パニックになり、試験中に諦めかけた経緯があります。しかしながらこれまで努力してきた皆さんであれば、必ず突破口はあります。私の場合、諦めかけたときに試験中に2つのことを思いました。1つは「ここまで勉強してきたのだから落ちたくない、技術士になりたい!」という強い気持ち、もう1つは「もうこんな暑い時期に手が腱鞘炎になるくらい1日中論文書くようなつらい試験は二度と受けたくない!」(笑)という少し情けない気持ちです。これらの気持ちのおかげで、その後、集中力を高めることができ、最初は諦めかけていた問題でも突破口を見つけてなんとか合格することができました。ですので「決して諦めないこと!」、、、これが一番大事だと思います。

 

以上です。

これまでの努力を信じて頑張ってください。

健闘を祈ります!