名は何を表すか???

繁忙でブログ更新できませんでしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?(ただの言い訳_笑)

 

最近、いろいろなニュースが飛び交っていて、特に芸能関係でコンプラ違反やら何やらで騒々しくなっていますね(笑)

そんな中、日本電信電話株式会社(NTT)が社名変更するとの記者会見が先日ありました。7月から商号を「NTT株式会社」とするようです。理由はニュース記事から引用すると「国内だけでなく海外の利用者にも通ずるNTTを正式に採用し、グローバルで事業展開を加速させる」からだということです。これについて、人により様々な意見が分かれると思いますが、皆さんどう思いますか?

 

私は、正直、「なんだかよくわからない」というのが感想です。というのも元々の社名「日本電信電話株式会社」なんて呼んでいる人は外国人はともかく、日本人でもいません。みんな「NTT」と言っています。外国人でも改名する以前から「NTT」です。このような中で変更する意味合いって本当にあるんでしょうか?

またもう1つ言えば、名称を変更して「グローバルで事業展開を加速する」という根拠がよくわかりません。「名称変更すれば加速できる???」、、、これに見合う戦略がいろいろなメディアを通じて明らかになっておらず、何か「抽象的な」戦略説明しかありません。まさか名称変更するだけで「加速?」すると思っているのでしょうか?本音は具体的戦略がない中で「NTT」というブランドから脱却できないだけ?なのでしょうか?

 

NTT(旧電電公社)は今日まで、日本の通信事業を発展させ、日本経済に多くの利潤をもたらせた偉大な会社だと私は思っています。通信を取り巻く社会情勢がこの20~30年の間で大きく変革したとはいえ、現状においても我が国の通信事業のリーディングカンパニーです。昔に比べ固定電話収益はあがらず、通信を軸として他分野や海外へ進出せざるを得ない事情もわかります。しかしながら目先の利益だけを追い求めるのではなく、財務省(旧大蔵省)が1/3の株を保有し続けているのも事実であることから、今後もこれまで同様、国内通信の維持・発展に寄与することを願っています。

 

「名は何を表すか?」、、、「体を表す」などよく聞きますが、私は「何も表さない」と思います。

名前で成績や業績、出世や財産が確実に決まるのならともかく、そんな話はこれまで50年以上生きてきて聞いたことありませんし、見たこともありません。名前にとらわれることなく、本質的な「NTT」の今後の発展に期待したいと思います。